WRITTEN BY

山﨑 ローソン

どもっ、ローソンです。
前回の記事では『明日もゲイ』『わん太郎のわんわんワンマンショー』の2つのゲイPodcastをご紹介しました。
今回はその続きで、2017年に開始したPodcastを3つご紹介します。

若ゲイのいたり

WEBサイトhttp://dunkogigaypodcast.seesaa.net/
Twitter@dunkogipodcast
iTunesづんたとコーギーの”若ゲイのいたり”

現役大学生のづんたくんとコーギーさんの二人が、年齢の若いゲイ=『若ゲイ』としての日常をトーク。
2017年に起きたゲイPodcastセカンドウェーブ(ローソン提唱)のきっかけとも言える番組です。

番組冒頭のお決まりのあいさつで「ゲイは付随要素!」と言っているとおり、ゲイとしての二人ではなくあくまで一個人としてのづんた、コーギーが話すというのが大前提。
ですが、お二人の環境や心境の変化に伴い、ゲイだからこその考え方や悩みが増えていくように感じます。
そんなところも、『若ゲイ』という言葉につながってくる感じがして、かつて若ゲイだった自分も共感することが多いです。

店子に同人活動に留学の準備と大忙しのづんたくんと、就活で精神を削りまくるコーギーさん。
なんとも不安定な二人だからこそ出せる味わいが魅力的な番組です。

そういうゲイならもう一度逢いたい!

WEBサイトhttp://souiugay.com/
Twitter@souiugay
iTunesそういうゲイならもう一度逢いたい!

九州出身東京在住のすぐるさん、竜さんの二人が雑談する番組。
コント仕立てのオープニングトークと、政治・宗教・芸能界をネタにした過激な笑いが特徴です。

毎回テーマを決めた雑談をするので話がわかりやすく、途中から聴き始めてもゲラゲラ笑えるんじゃないでしょうか。
おたよりのクオリティの高さも注目ポイントで、なおさんや昭和のオカマさんといった名物メール職人が番組を盛り上げます。

そしてお二人を語る上でかかせないのが芸能人のモノマネ。似てる、似てないというより「そこピックアップする!?」という独特の着眼点につい爆笑してしまいます。
もしも倖◯來未がイスラム教徒だったら』『プーチ◯大統領をしかるリブノガレ明美』といった政治・宗教・芸能人掛け合わせネタもそうゲイならでは。

アデイ・ラジオ

WEBサイトhttp://aday.online/podcast/
Twitter@noriakikoki
iTunes ゲイとゲイじゃない貴方のためのアデイ・ラジオ

そんなづんたくんが店子をやっていて、すぐるさん竜さんがお客としてやってくるゲイ・ミックスバー『A Day In The Life』がやっているPodcastがこのアデイ・ラジオ。
店のオーナーであり評論家・作家として活動されている伏見憲明氏と、お店で働く人々との対談が中心です。

A Day In The Lifeでは曜日ごとにママが異なるというちょっと変わった営業形態を取っていて、それぞれの曜日担当の方が入れ替わりで対談していきます。
第1回に出演されたのはなんとノンケで曹洞宗の僧侶である本多清寛和尚。
この段階でも頭のなかで”はてな”がいっぱいなのですが、第2回では腐女子でノンケ主婦の真紀ママが登場します。

その後もジャーナリストの北丸雄二さんを招いたトークライブの様子を配信したり、アデイで働くこうきさんという方が自身の虐待や差別体験を元にした絵本を作るためのクラウドファンディングの宣伝をしてみたり(この回がとにかく話が重い!)と、LGBT界隈でも堅めな話題を取り扱っていたりします。
他のゲイPodcastが雑談主体なのに対して一線を画している番組ですが、語り口自体はポップで聴きやすい印象です。


今日は時期的にも界隈的にも近い3つのPodcastをご紹介しました。
次回はたぶんラスト! 国際的なPodcastを中心にまた3つほど紹介したいと思います。