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山﨑 ローソン

どもっ、山﨑ローソンです。
2018年下半期 ゲイPodcastまとめからあっという間に半年が経ったので、今回も新番組をご紹介していきたいと思います。
前回のまとめのときにも書きましたがPodcast配信をするための様々なプラットフォームが出現している関係で捕捉できていない番組もあるかと思いますが、少なくともAppleのPodcastに登録されたものは一通り入っているはずですのでご容赦ください!!
並び順はだいたい配信開始日が早い順にしてます。

あつしとオスギのラジオ

Twitter@atsushi_osugi
Apple Podcastあつしとオスギのラジオ

トップバッターからいきなりゲイポッドキャストとは微妙に違うのですが、ノンケのジャズピアニストのあつしさんゲイサラリーマンのオスギさんの二人で配信している番組です。
オスギさんは以前、あっくんという名前でゲイポッドキャストにゲスト出演されたりしているゲイポッドキャストリスナーで、リスナーから配信者になったパターンです。

ジャズの音色とともに、毎回テーマを決めて二人でトークをするのですが、配信開始当初こそけっこうしっかりとトークをしていたのに今ではかなりの雑談寄りでそれが面白い。
昔なじみな友達同士だからこそ出るくだけた会話のテンポと、あつしさんのふわふわしたキャラクターの妙なバランスがすごいんです。
最新回は延々とリラックマについて語っていて、中学生女子かよ!と思わずツッコミを入れたくなりました。

当番組にもゲスト出演していだいているので、ぜひ併せてお聴きください。

バーコレステロール

Webサイトpodcasts.tokyo
Apple Podcastバーコレステロール

メディアにもよく出演されている二丁目の名物ママのコレステロールタクヤさんと、アーティストのイマエビートさんのお二人で繰り広げる酒場トーク番組。
ぶっちゃけ我々にとって今一番の脅威です。笑

ここ二年ほどで様々なゲイポッドキャストが誕生してきましたが、ついにいわゆる有名人が番組を始めた上にゲイバーのママと客とのトーク。完全にうちの上位互換ですわ。
経験豊かで軽快なトークを繰り広げるコレステロールタクヤさんがまず純粋に面白い!
そしてそのトークを支えるイマエビートさんが、話を盛り上げつつ聞きやすいバランスにエピソード全体を構成していくのでもう負けました。

きっとこの番組きっかけでゲイのポッドキャストに興味を持ってくれたという人も、ここ数ヶ月は多かったんじゃないでしょうか。
僕自身もとても刺激を受けた番組ですし、これからもゲイポッドキャストの裾野を広げていってもらいたいです。

道産子GBA -Gays be ambitious!-

Webサイトhttps://anchor.fm/dosankogba
Twitter@dosanko_gba
Apple Podcast道産子GBA -Gays be ambitious!-

北海道に住むしょこらくんトシキくんの二人のゲイによるトーク番組。
そして何を隠そう僕たちの番組の弟分的な存在です。

しょこらくんとは僕ももっきーも以前から面識があったのですが、気がついたらうちの番組のリスナーになってくれていて、同じくリスナーだったトシキくんと二人で番組を始めたそうです。
これまでのゲイポッドキャストにはなかった北海道在住という部分がかなり効いていて、方言を使っていたり北海道ならではの文化が見えるようなトークがあったりと新鮮。

ゲイの間では(ちょっと蔑称のニュアンスも含んでいるのですが)地方ゲイという言葉があり、地方に住んでいるゲイは都会と異なるゲイライフを過ごしているとよく話題に上がります。
お二人が住んでるのは地方都市なのでそこまで激しく地方ゲイしてるわけではないとは思うのですが、お二人が大阪と東京以外の場所から発信してくれていることでゲイに関する情報がより多角的になっているのではないでしょうか。

そしてしょこらくんが作っているジングルやBGMにも注目!
ポッドキャストという素人番組の場でありながら、ラジオっぽさをとてもよく作り上げていてカッコいいのです。

ゲイ的ニュースラジオ

Webサイトhttps://anchor.fm/gaynewsradio
Twitter@KoichiKND
Apple Podcastゲイ的ニュースラジオ

前回の記事でご紹介したぶっちゃけジャパンを配信されていたこういちさん(以前はKoichi表記)による新しい番組で、気になったニュースを紹介するというテーマですが最近はゲスト収録が中心になってます。
(ワーキングホリデーでカナダへ行く予定なので、その前に日本国内のゲイポッドキャスト関連の人などに会って収録してます)

前回の番組はやはり某ゲイ的番組と同じような終わり方になってしまったのですが、そこで終わらず新番組を立ち上げてわりとコンスタントに更新されていっています。あらためて、「更新しやすいテーマ選び」というのが番組を続けていくには大切ですね。
収録・配信環境もAnchorに変えたそうで、そのへんも更新しやすさに影響を与えているようです。
ぜひカナダに行ってからも、海外からのゲイ的なニュースを配信してくれることを期待しています。

(あと関係ないのですが、同じくカナダから発信しているにじいろ交差点という番組があったのですが、もう一年以上更新されていないのが寂しいです…)

ポッドもっとニュース

Webサイトhttps://anchor.fm/podmot
Twitter@nejimakiradio1

同じく前回の記事でご紹介した世界のねじを巻くラジオを配信されているねじまきさんが並行して配信を始めた番組です。
ポッドキャスト関連のニュースを配信しています。

元の番組の段階からゲイ要素はわりと薄かったのですが、こちらはもっとtech寄りの話題になっているのでゲイ関連の話題を求めて聴くのには向いてないかなぁと思います。
逆に、現在ポッドキャストを配信されている方こそ聴くべき番組です。
世界のねじを巻くラジオとは異なりAnchorを使って収録しているので、その点も世界のねじを巻くラジオとの違いとして聴き比べるのも面白いかもしれません。

ゲイ的ニュースラジオとは偶然同じ時期に、別番組からの派生でAnchorを使ってニュースを紹介する番組として生まれたので、今後もこういった構成の番組が出てくるかもしれませんね。
(僕も一瞬だけRadiotalkで同じようなことをやっていたのですが、プラットフォームとしてあまり好みじゃなかったので飽きて放置してます……)

井の頭ジオ

Webサイトhttps://anchor.fm/inokashiradio
Twitter@InokashiRadio

すぐるんさんぴろすけさんのゲイ二人による番組。
現在は自己紹介をするエピソードを1本配信し、二回目以降はまだ更新されていない状態です。

二人ともゲイで吹奏楽をやっている、いわゆる吹奏楽ホモです。
ノンケの方からしたら「いわゆらねーよ!!」と思うかもしれないですが、ゲイコミュニティに入ると元吹奏楽部員だったり現在楽団に所属しているゲイになぜかやたらと出会うのです。
そして我らがMCもっきーもまさに吹奏楽ホモ。吹奏楽部はなぜそんなにゲイ受けするんでしょうか……。

ゆるっとしたノリが好みなのでぜひ続けてほしい! 更新待ってます!

ゲイのハタブのヒトリゴト

Webサイトhttps://anchor.fm/hatabusan
Apple Podcastゲイのハタブのヒトリゴト

ゲイ男性のハタブさんがお一人でトークしている番組です。
LGBTに関連した話題を、自身の経験や考えを優しい口調でしっかりと伝えています。

落ち着いた話し方と大人っぽい考え方がとっても大好きで、聴きながらキュンキュンしていました。(こんな事書いといて僕より全然若い人だったらどうしよう)
ひとり語りの番組は複数人でのトークに比べるとどうしても会話に間ができてしまうのですが、事前に構成をしっかりしているのかお話がうまいのか、かなりテンポよく進んでいくのも魅力的です。

声も喋り方も、そして何より話題への向き合い方も全部大好きなので、新しいエピソードの更新とても心待ちにしています。
(ただの語彙力のないオタクによるラブレターになってしまいました)


編集後記

この半年間では、今回ご紹介した他にもマルゴト精肉店ふさぎガチなど、Youtubeでラジオ的なトークをしているゲイもちらほら見受けられました。
そういうゲイならもう一度逢いたい!もYoutubeチャンネルを開設し、こちらは逆にラジオとしてではなくいわゆるYoutuberらしい動画を発信しています。

Youtubeでの配信の特徴としてはやはり収益化が挙げられると思います。
Podcastが日本より盛んな欧米ではPodcastを収益化するビジネスモデルも始まっているのですが、日本ではまだ全く動いていないというのが正直なところです。

収益化に関連した話題として、今夜もここにゲイがいる。が公式グッズの販売をはじめました。(ファングッズとしての性質が強いですが)
Podcastはファンを作る・増やすためのツールとして使い、それ以外の展開で収益化を目指すのが現状は現実的ですね。

それから、道産子GBAのしょこらくんにはゲイポッドキャスト合同トークライブ「げいぽサミット」にも出演していただきました。
ゲイポッドキャストというニッチなジャンルなのでどうしても排他的な身内感が出てしまうのですが、しょこらくんが自ら声を上げてくれたおかげで新しい輪が広がったように感じます。

これからも新しい配信者をサポートできるようなイベントを企画したり、この記事のように情報を発信していきたいと思います。
それではまた半年後に。したっけねー!