ゲイ関連のPodcast番組ご紹介 | コラム | ゲイバーTAMAGAWA

どもっ、ローソンです!
前回の記事では2018年上半期に登場したゲイPodcastをご紹介しました。
今回はそれ以前に公開されていてご紹介しそびれていた番組やゲイとノンケの番組、ゲイが関わっているわけではないですがLGBT関連の話題を出している番組をご紹介します。
どの番組もそれぞれ面白いのでぜひ聴いてみてくださいね!

オカマのはらわた

インターネット放送局「プレイ」で配信されている、ゲイバーを営んでいるKママさんによる番組。
更新は2017年末で止まってしまっていますが、ゲイバーで出会ったお客さんの話題を中心に軽快なトークをしていてとても楽しい番組です。

ゲイバーのママということで知り合いだったらどうしよ〜 !?と思ってたのですが、東京ではなくおそらく東海地方あたりでやっているようなので一安心。
観光バーなのか、ノンケや女性のお客さんの話題が出てくるので、普段ローソンやもっきーが行くようなゲイバーとはまた一味違うエピソードが多い印象でした。

こじらせふたりのポッドキャスト

学生時代からの同級生のツカサさんコージさんの二人で雑談するPodcast。
第21回の配信でコージさんがゲイであることをカミングアウトし、それ以降のエピソードでは時々ゲイならではの話題や、ノンケであるツカサさんとの価値観の違いを話したりしています。

ツカサさんに対しては過去にカミングアウト済みとのことで、そのときの状況を話すエピソードはなんともリアルで、友達っていいなぁなんて思いました。
ツカサさんの真摯さにはいつも感心させられ、こんなふうに向き合ってくれるノンケの友達って素敵ですね。

Slow & Easy in Japan

日本に留学しているRitoさんとRukaさんの二人が、留学生から見た日本や、日本での生活で感じたことを配信。
英語で配信する回と日本語で配信する回があるバイリンガルPodcastで、英語で配信する回では日本での時事ネタを取り扱ったりすることもあるので英語学習の参考にもなりそうです。

Ritoさんはゲイ、Rukaさんはノンケという組み合わせで、特に日本語での配信回では「外国人がゲイとして日本で暮らすこと」「ノンケから見た海外と日本のLGBTに対する考え方の違い」などが話題として出ることがあり、これは新しい視点だなあと感心させられました。
海外で暮らす日本人ゲイが現地の事情を話すような機会はよく見かけますが、ノンケがそれをやるのは珍しいですし、友達同士の雑談だからこその気軽さみたいなものも感じられてとても良いです。
他のゲイPodcastもそうですが、有識者ではない人が気軽に話しているからこそ感じられるものってとても大切なんじゃないでしょうか。

無差別ラジオ

「この世の不条理を無差別に切ったりややこしくしたりするラジオ」というテーマで、社会問題をラフに斬っていく番組です。
学歴や障害、男女差別など一見重たいテーマを扱っているのですが、鈴木さんとカワムラさんの明るいトークのおかげで暗い気持ちにならずに聴けるのが魅力的です。

主にトークテーマを提案している鈴木無花果さんはセクシュアリティやLGBTにも関心があるらしく、そういった話題を取り扱ったエピソードもたびたび登場します。（ローソンがこの番組を知ったのもそれらのエピソードがきっかけでした）
そのあたりの事情をきちんと勉強された上で話しているため、ゲイとして実際に生活している僕自身も勉強になることが多いです。
一緒にトークをしているカワムラさんがそれらの問題に対し慎重に、優しく返答している様子も聴いていてとても心地良く、バランスのとれた二人だなぁと思いました。

世間的にLGBTという言葉が広まり、これまでは「タブー」もしくは「嘲笑の対象」だったのが、徐々にオープンに出して良い話題になってきたように感じます。
テレビでも真面目な話題だけではなく、例えばバラエティ番組の街頭インタビューで普通にゲイとして笑い話をしていたりするものが流れたりするのも時代だなぁと思ったりします。
Podcastを通じて、ヘテロセクシャルの人がゲイをテーマに語る機会が増えているのはとても嬉しく感じました。

さて、Podcast2丁目 ゲイバーTAMAGAWAでもそんなノンケをゲストに招いたエピソードがあります。（突然の宣伝）
18杯目『性自認と鳩とコンドーム・サイズ』
とても興味深い回になっているのでぜひ皆さんも聴いてみてくださいね!