ローソン

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ローソン

どもっ、ローソンです。
Podcastの中でもたびたび話題に出す、ゲイ業界の『デブ専』事情。
なんとなく流してしまっているワードですが、今日はあらためてデブ専とはなんなのか考えてみたいと思います。

デブ専

まずはデブ専という言葉の定義から。
◯◯専という言葉はゲイ業界でよく使われ、ある属性がとても好きな人達がその属性を専門にしているというところから◯◯専と名乗っています。
ですのでデブ専の場合はデブ専門、太った人がタイプということになります。

もちろんノンケでも◯◯専という言葉は使うことがありますよね? それこそデブ専という言葉もゲイに限ったものではなくノンケの世界でも広く使われている言葉と感じます。
今回はゲイ業界にのみフォーカスしたときに、デブ専にどんな特徴があるのかを深掘りしていきます。

デブのボーダーライン

一口にデブと言っても、一体どうなったらデブという状態に当たるのでしょうか。
一般的な視点で見たときに細かったり普通体型でもデブを自称したり周りからいじられたりするケースもありますが、デブ専業界でデブとして認識されることは少ないでしょう。

ゲイ業界のデブ専界隈では、デブであるかの判定に身長と体重を使うことがよくあります。
例えば身長(cm)から体重(kg)を引いた数字を基準にしていて、
「この数字が◯◯以下の人だけ話しかけてください」
なんていう風に出会い系アプリのプロフィールに書かれていることも。

参考例として、某GMPD向けハッテン場の場合は身長-体重が100以下を入場の目安としています。
例えば身長175cmの人の場合は体重が75kg以上ということになりますね。
これがデブかというと、本人の筋肉量にも寄るしなぁと思いますが、まああくまで目安ですので……。

デブ専の分類

さて、デブ専とデブの定義について考察してみましたので、続いてはどんな人がデブ専なのかを大きく分類していきます。

デブ専デブ(DD)

まずはデブ専が好きで自分自身もデブであるデブ専デブです。
デブ(Debu)から頭文字をとってDDと略されたり、会話の中ではデブデブと略されることもあります。
(文字としてデブデブを見ることはあまりありません)

ゲイあるあるのひとつとして、自分の好みのタイプに自分自身が近付こうとする傾向にあります。
男女間だとやはり性別の壁がありますし同じ見た目になったところで相手から好かれるかと言われると難しいですが、同性間だと筋肉質な人が好きな人は筋トレを始めたり、ヒゲが好みだから自分も生やしてみたりといったケースが多いです。
同様に、デブ専デブの中には元々自分の体型が細くて、そこからわざと体重を増やしていく人もよく見られます。

そういった努力型デブも存在しているため、中には自分の体型に対してエリート意識があるデブも。
ノンケ業界だとデブといえば笑いのネタにされたり、非モテの代表格みたいな扱いをされることも多いですが、ゲイ業界の一部では奇妙な逆転現象が起きているのです。

デブ専細(DS)

続いてはデブ専だけど自分は細いデブ専細です。
こちらもやはり略称があり、デブと違い細はスリム(Slim)の頭文字をとってDSと略されます。
デブデブと同じくデブ細とも略され、こちらはデブデブに比べると会話だけでなくTwitterなどの文字での会話でも使われる機会が多いです。

デブ専細の場合、自身の体型に対して肯定的な人(自分は細い体のままでデブと付き合いたい)、否定的な人(本当は自分もデブになってデブ専デブになりたい)どちらも見かけます。
自分の体型に否定的な人の場合、太りたくても太れないという方も多いみたいです。

デブの分類

デブ専の次は、デブ側をもう少し細かく分類していきましょう。
デブ専とはいっても太っていれば誰でもいいわけではなくそれぞれ好みがあり、その中でも特徴的な体型については名前がつけられています。

体育会系デブ

まずはデブ専業界でもトップクラスに人気の高い体育会系デブです。
筋肉質なデブや男らしさを感じるデブに対して付けられた名前で、比較的短髪の人が多いです。

筋肉質な人はデブ・細問わずゲイ業界での人気が高く、男性性を強く感じることがその理由のひとつなのかなと思います。
特にラグビーやアメフトのように、体が大きくなるような筋肉のつき方だとデブ専業界だとかなりモテます。
以前の記事で紹介したGMPDも体育会系デブに関連する用語です。

文化系デブ

体育会系デブの対義語とも言えるのが文化系デブです。文デブと略されて使われたりします。

単純に運動をしていなそうなデブは全部文デブに入れてしまいがちですが、もう少し細分化するとオタク、サブカル的なデブに対して使われることが多いです。
アニメやアイドルが好きそうな人やバンドマン、色白な人などをイメージするとしっくり来るかなと思います。
また、前髪を作っているタイプの人も体育会デブに比べて多いです。

体育会系デブが男らしさを感じる一方で、文化系デブは優しそうな雰囲気が魅力のひとつです。
需要としては体育会系デブのほうが高いですが近年文化系デブが台頭してきており、これもかつての草食系男子現象と同じなのでしょうか。

駄デブ

最後に紹介するのは、ただ太っているだけでだらしない体型の人に対して使われる駄デブです。

文化系デブと非常に近い存在ですが、デブという体型が本人にとってプラスになっているかマイナスになっているかの違いでどちらかに振り分けられるのかなと思います。
需要のないデブとして扱われることが多いですが、二丁目に捨てるゴミなしという言葉もあるとおりこれはこれで需要があったりします。
実際、中年のだらしないビール腹に興奮を覚える人もちらほらと見かけます。


というわけで、普段自分がデブ専業界にいるなかで感じていることや、界隈内でよく使われる言葉を説明してみました。
デブ専という大きなくくりの中でかなり細分化がされていて、この分類もより細かく、あるいは新しい分類が誕生したりしています。
これもノンケに比べてデブ専のパイが大きいゲイ業界ならではの現象なのかなと思いますので、今後も面白い情報を見かけたらコラムやPodcastにてご紹介していきます。
それでは。